今年もビールのおいしい時期を過ぎ、
おせちの予約が始まりました。
もう年末もすぐそこです。
年末年始といえば忘年会に新年会ですが、
付きものは「お酒・アルコール」です。
「おもいっきり仕事して、思いっきり飲むぞ!」と意気込んで
お昼から水分を取らずに仕事している貴方は
アルコールで脱水症状を起こすかもしれません。
今日はアルコールで脱水症状が起こる謎と、
その脱水に対処する方法を調べました。
アルコールは水分とは違うので、
喉がカラカラな状態で飲むと脱水が進んで危ないんですよ!
最後までお読みくださいね。
脱水症状を対策する食べ物と飲み物を紹介!栄養と水分を取り戻すこと
忘年会、新年会を楽しみにしている人の多くは
「お酒・アルコールが飲めるから」というものでしょう。
喉の乾いた状態に「グイっと」飲み干すアルコール、
特にビールはおいしいですよね。
でも、ちょっと待ってください。
そのアルコール飲料では身体の水分は補給できないんですよ。
それはなぜかと言いますと、
その理由の一つが「アルコールは利尿作用がある」と言うことです。
利尿作用とは汗やおしっこを大量に体外に排出する作用です。
1000ミリリットルのビールを飲めば、
人間の体からは1100ミリリットルの尿が排出されます。
飲んだ量よりも出す量のほうが多くなるので、
脱水状態に陥りやすくなるのです。
昼間の喉の渇きをビールで潤している「つ・も・り」が
身体を「危険」に晒しているのです。
アルコール飲料を飲む際には「こまめに水を飲む」ことが重要です。
アルコール飲料を飲む際に「チェイサー」として、
お茶や炭酸水を用意して、合間にちょこちょこと飲むのをおすすめします。
アルコールの血中の濃度を下げるので、
酔いにスピードも遅くなり、
穏やかなアルコールの吸収と分解速度の均等性が保たれ、
二日酔いもしにくくなります。
そして、次に栄養についてです。
アルコールを分解するに当たっては
アルコール分解酵素の働きで「アルコール」は「アセトアルデヒド」に分解されます。
そのアセトアルデヒドは最終的に「水」と「二酸化炭素」へ分解され、
尿や汗、呼気などで体外へ排出されるのですが、
その分解過程で必要なのが水分、塩です。
効率よくアルコールを分解し、
脱水状態を回復させる食べ物として有効なのが「お味噌汁」です。
とは言え、固形物が入っていると無理だという方も多いでしょう。
その場合は「経口補水液」となります。
例えばOSー1やアクアソリタなどの名称でドラッグストアに販売されています。
スポーツ飲料のようなものですが、
それよりも少し味は薄いです。
よく言われるのは「ポカリスエットを2倍に薄めた味」と表現されます。
経口補水液は「点滴」を飲むようなものです。
素早く体内に吸収され、脱水症状を緩和します。
そのほかにはヨーグルト、フルーツなども有効と言われます。
こちらは口あたりや食べやすいからという理由です。
また、ビタミン類を補給するためにも
フルーツや野菜ジュースは有効です。
アルコールで脱水症状はなぜ危険なの?対処も予防策も知るべし!
アルコールで脱水状態を起こすと、とても危険です。
なぜなら、肝臓の働きを優先させ、
アルコールを分解させようとするからです。
一見理にかなっていますが、肝臓優先ですので、
他の働きは抑制されます。ひどいとストップしてしまうのです。
特に糖を合成したり、貯蔵したり、供給したりという仕組みが
完全にストップするので、低血糖(血液中の糖分が少なくなる)となり、
だるくなったり、筋肉痛を起こしたり、ひどいと意識を失ったりします。
意識を失うと、倒れてしまうこともありますので、
どこに頭をぶつけてしまうかわかりません。
それくらいアルコールでの脱水症状は危険なのです。
一時的な飲みすぎでアルコール依存症になることは少ないですし、
肝臓機能や腎臓機能が低下してしまうことも少ないですが、
怪我の心配が付きまとうので、お酒の飲みすぎもほどほどにしましょう。
そのためにも「飲み過ぎない」、これが大事です。
何時間飲んだら止めるかをきちんと決めましょう。
ダラダラ飲みは危険度がアップします。
また、「飲むペースはゆっくりと」。
飲むピッチが早いとアルコールの分解が追いつかないので
ゆっくり飲みましょう。
「ちゃんぽん」はやめましょう。
いろんなお酒を飲むのは楽しいですが、
飲んだ量がわからなくなる可能性が大きくなります。
脱水症状もひどくなり二日酔いの原因にもなりますので、
お酒の種類を混ぜないようにしましょう。
「お酒の前には食事をとる」、
お酒は空っぽの胃に入ると悪酔い、
二日酔いの原因になります。
水分補給ではありませんので、
アルコールを飲む前には少しでも良いので食事をしましょう。
また、お酒だけで楽しむのではなく、
おつまみや食事を一緒に取ることで、
低血糖防止、脱水防止、飲みすぎ防止にもなります。
まとめ
アルコールは水分ではなく、利尿作用もあるものです。
脱水症状を起こすと危険なので、
チェイサーとして水、炭酸水を用意したり、
おつまみやお食事を一緒に取ったりしましょう。
万が一脱水症状になった場合は経口補水液で解消できるように、
ドラッグストアで準備しておきましょう。
もし使わなくても、夏場の水分補給として役にたちます。
さらに避難用の食品にもなります。