栗は食べ過ぎるとどうなる?栄養の裏に隠された危険信号と理由と対策

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栗のおいしい時期がきます。
和栗に甘栗に、おいしいですよね。

食べ始めたら止まらないし、
お菓子のメーカーも栗の皮をむくの大変でしょ?と
「皮むき状態の甘栗のお菓子」を販売しています。

子どものおやつにも、
「スナック菓子食べるより身体にいいから、食べさせてるわ!」って言う人も多いと思います。
さらに「栗は栄養豊富だし」と、ちょこちょこつまんでいる人もいると思います。

しかし、栗って食べ過ぎても大丈夫なのでしょうか?
今日は栗の栄養と食べ過ぎても良いのかについて説明いたします。

 

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栗を食べ過ぎると引き起こす数種の症状を解説!栄養豊富の落とし穴

栄養豊富と言われる栗ですが、食べ過ぎるとどうなるのでしょうか?

栗は野菜でもなく、果物でもなく、ナッツの種類となります。
ナッツは最近身体に良い!美容に良い!と言われ、
嬉しい効果があることがわかっていますが、栗も同じです。

栗に含まれる栄養素としては
・炭水化物…糖質が豊富に含まれています。

・ビタミンB群…疲労回復効果、皮膚や粘膜の保護、
       風邪予防、糖質や脂肪の代謝の促進に効果があります。

・タンニン…ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。
     老化防止、がんの予防など効果があると言われます。

・カリウム…カリウムは体内の塩分を排出する作用があります。
     塩分を排出し、高血圧を予防したり、むくみを解消したりします。

・ビタミンC…美肌、風邪の予防や免疫力アップに重要と言われます。
      栗のビタミンCはでんぷんで守られているので、
      失われることなく体内へ吸収されます。

・亜鉛…発毛、育毛効果があり、免疫力アップ、味覚の調整にも役立ちます
   男性の生殖機能アップにも期待できます。

・葉酸…妊娠したい女性、妊娠している女性に嬉しい効果で、血液を作る働きがあります。

・食物繊維…整腸作用があります。
     栗に含まれる食物繊維はサツマイモの2倍程度あります。

栗の良い点を述べてきましたが、
この栄養の中で摂りすぎると良くないものもあります。

1)食物繊維…整腸作用がありますが、食べ過ぎると腹痛を引き起こします。
栗の食物繊維は不溶性(水に溶けない食物繊維)なので、
食べ過ぎると腸内を刺激しすぎてしまい、腹痛を引き起こしてしまうのです。

さらに腸内で水分の吸収がうまく行われず、
水分を多く含む便(下痢)を引き起こします。

反対に便秘にもなります。腸内の水分を吸収して膨張します。
腸の蠕動(ぜんどう)運動に必要な水分も吸収してしまうため、
便が固くなり便秘となってしまうのです。

胃での消化もされずそのままの状態で通過するので、胃痛も引き起こします

2)タンニン…これも腹痛を引き起こします
タンニンは昔下痢止めの薬として使用されていました
そのため、食べ過ぎると便秘となり腹痛を引き起こすこともあります。

さらに食べ過ぎると鉄分と結びついて「タンニン鉄」となり、
体に鉄分が吸収されにくくなり、貧血を引き起こします

3)高カロリー(おいしいものはハイカロリーです)
栗はひとつ20g程度でカロリーはひとつ約33キロカロリーです。
白米のご飯100gが約168キロカロリーですので、
栗とご飯は100gあたりのカロリーを見るとほぼ同じです。

さらに栗は甘露煮にしたり、きんとんにしたりと砂糖を加えたり、
ケーキに使用して生クリームを加えたりするため、さらに高カロリーとなります。

そして栗にはひとつ6.5gの糖質が含まれます。
100gで32.5g、ご飯は36.8gなので、こちらもご飯と変わりません。

食べ過ぎると…はっきり言って太りますよ
身体にいいとちょこちょこつまんで肥満になると本末転倒です。

 

栗の食べ過ぎを抑える対処法とは?おいしいけど食べ過ぎは禁物です

良い面を持つ栗ですが、食べ過ぎると良くないことがわかりました。
では適量ってどのくらいなのでしょうか?

食べるならば「1日200g程度、大粒の栗なら10粒まで」としましょう。
これ以上食べると栗のプラスの面ではなくマイナス面が目立ってきます。

栗を食べるときに腹痛が気になるのであれば、
水に溶けやすい食物繊維を一緒にとるのがおすすめです。

オクラ、わかめ、納豆、きのこ、ごぼう、アボカドなどと一緒にとれば、
腸の動きが阻害されることが少なくなりますので、
腹痛が引き起こされることは少なくなります。

大きな袋で甘栗を食べ始めたり、
たくさんのゆで栗をざるに盛って食べ始めたりすると、
どれだけでも食べてしまう可能性が出てきます。
気づくと空っぽなんてこともあります。

食べ過ぎを防ぐためには、
小袋で用意したり、お皿にきちんと取り分けて用意したりして食べ始めましょう。

いくら体に良いと言っても食べ過ぎては何もなりませんからね。

 

まとめ

お手軽に食べられる皮むき甘栗や日本が誇るおいしい和栗もあります。
栗は身体に良い面も多いので、
なるべくシンプルな調理方法と適量摂取を心がけて、
秋の味覚を楽しみましょう。

生活
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この記事を書いた人

2人の男の子を持つただのパパリーマン。朝活に目覚め家の雑用や趣味、ブログに奮闘しています。
ボードゲームを使った知育子育てと日常に関する役立つ情報を中心に発信していきます。
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