うちの猫ったらずいぶん太ってしまって…。フードをいくらあげても足りないみたいでニャーニャー泣いちゃうの。どうしたらいいのかしら。
飼ってる猫のダイエットをさせてるんだけどうまくいかないわ。フードを減らしても結局お腹をすかして食べちゃうのよね。何かいい方法はないかしら。
ふわふわふにゃふにゃ猫ちゃん、かわいいですよね。かわいすぎてデレデレしてしまう飼い主さん、時にはツーンと時には甘えた声でなついてくる猫ちゃんの仕草はたまらないです。
そんな大切なあなたの愛猫がドーンと肥満になって大変!ダイエットしようにもどうしたらいいのかお悩みなら今から具体的な原因と解決策をお教えしますよ~。
この記事を読むと以下のことがわかります。
・肥満になる原因は3つ!どれか一つでも該当すると要注意です。
・4つのおすすめダイエット方法を紹介します。
などをお話します。ぜひ、参考になさってくださいね。
ただし、避妊・去勢手術後のホルモン崩れが原因による肥満の場合は除外します。あくまで食べ過ぎや運動不足による肥満のための対策なのでご容赦ください。
ついでにここで猫ちゃんのこともっと理解していきましょう~!
猫ダイエットのポイントは空腹感をなくすこと!肥満になる原因を追究
無理なカロリー制限はNG!低カロリーフードの落とし穴
一般的な低カロリーフードには、”穀物”や”穀類”を多めに配合している場合が多いです。穀物の主成分は炭水化物です。炭水化物が体内に入るとブドウ糖に変化します。
ブドウ糖のような糖分は、食品に含まれている脂肪分に結び付き、皮下脂肪や中世脂肪として体内に蓄積されていきます。
肉食動物である猫は、穀物の消化が苦手なんですね。そんな穀物が猫の体内に入ればブドウ糖に変わり、脂肪分がたまっていくわけです。
お分かりですか?ダイエットだからと低カロリーのフードを食べさせているにも関わらず、太っていく原因の一つはそこにあります。知らずのうちに太らせる食事をしてしまっているわけなんです。
空腹感の原因は動物性タンパク質の不足!食事の栄養構成に問題あり
さて、いくらフードを食べても満足感を得られないことがあります。つまり空腹感が常にある状態です。「エサを袋に書いてある通りにあげてるのだけど、食べても全然足りないみたい。」というのはフードの量は記載通り正しく守っても猫に十分な栄養が行き渡っていない可能性があります。
十分な栄養とは、動物性タンパク質のことです。いくらフードを与えても満足しない原因は、穀物中心に構成されたフードの可能性が高く、タンパク質がまったく足りていないことです。
猫の体重1kg当りに必要な1日のタンパク質量は人間の約5~6倍と言われています。猫の身体の構造は、動物性タンパク質を吸収、消化して筋肉質な身体を作るのに不可欠なものになっています。
タンパク質が不十分だと、体が餓鬼状態であると認識し常に食べることを求めます。十分なタンパク質を蓄積するまでずっと食べようとするわけなんですね。
この場合もダイエットだからと食事の栄養構成を何も考えずにむやみにフードの量を減らすと、ただでさえ動物性タンパク質の確保すら十分でないのに、満足感を得ることなくずっと空腹感のままになってしまうんです。
飼い主さん注意すべきは猫を愛するがゆえの甘やかしが肥満を呼ぶ
猫は人間と違って、勝手に家の冷蔵庫を開けて食べ物を食べるわけではありません。お腹がすいたからと言って、近くのスーパーやコンビニにおやつやジュースを買ってきて気ままに家で食べることもありません。
「最近太ってきたな~」「運動不足だしたまには体を動かしてみっか!」と言って、ジョギングを始めたり筋トレしたりヨガをすることも当然ありません。
人間ではないんです。猫なんです。
猫は犬よりも少食だったり人間のように買い食いしないのになぜ肥満猫が存在するのか 。その答えの一つに飼い主さんの管理に問題があります。
食べる量や栄養構成をきちんと考えていますか?かわいいからと欲しい分だけついついフードを与えていませんか?家族のみんながおやつあげたりしていませんか?もしかしてこの中の一つが原因で肥満になっているのではありませんか?
このような甘やかしで摂取するカロリーがオーバーをしているのでしょう。カロリーオーバーに加えて猫は散歩をしないので余計に太るわけなんですね。そこは人間と同じで食べ過ぎる&動かないで肥満の誕生です。
ですから、飼い主さんがきちんとコントロールができず管理ができていないところに問題があります。仕方ないですか?でも、あなたの大事な猫ちゃんなんでしょ?
猫ダイエットで成功する方法を大公開!猫ちゃんを大切にね
ドライフードvsウェットフード タンパク質がたっぷりなのはこちら!
ドライフードだけをあげているご家庭は多いかと思います。実はウェットフードも猫にとってはうれしい主食になるんです。
ウェットフードとは、缶詰やレトルトパウチなどに入った肉や魚などのことです。肉食である猫にとっては炭水化物よりも動物性タンパク質が入ったウェットフードのほうが好ましいです。
ドライフードより加熱で栄養分が喪失することなく、ウェットフードは保存料を加えなくても長期保存ができるメリットがあります。
そして水分を多く含んでいるので、水分摂取が苦手であっても食事から水分を摂ることが可能になるんですね。
ウェットフードとドライフードを混ぜてもOKです。猫によってそれぞれで好みがあるようでしたらフードを切り替えたり工夫をしてあげましょう。
このように動物性タンパク質で構成された食事だと空腹感は消え、いつもお腹をすかせることはなくなります。ぜひ、お試しくださいね。
専用アイテムでフードやおやつの食べ過ぎを防止しましょう
猫は本能的な理由で早食いをすることがあります。早食いをすると大量の空気も飲み込むため、噛み切れていないフードと一緒に胃の中を圧迫し吐き戻しをしてしまいます。
吐き戻しをすればその分の栄養が不足します。これを繰り返すと、いずれは胃の病気が発症し最悪の場合、死に至る場合もあります。もちろん早食いは肥満の原因にもなるので猫にとってはまったくメリットがないんですね。
早食いの傾向を感じたら早急に対策を打つべきです。例えば、おやつボールというボール状の器にフードを入れて転がさないとフードが出てこないタイプのものがあります。最初はめんどくさがってやらないかもしれませんが、それをしないとずっとフードが食べられないということをわからせるやり方です。
あと、早食い防止食器というのがあって、フードを入れる器の中がデコボコしていて食べづらいので否が応でも食べるペースは落ちます。このようなやり方で食べる早さをコントロールしてあげるといいでしょう。
フードの与え方の工夫でダイエット効果は大きく変わります
空腹感をなくすもう一つの方法として食事の量を減らす代わりに回数を増やす方法です。1日3食が食事回数が少ない部類と仮定すると、空腹時間を長く作ってしまい、次の食事に多めに食べようと求めてしまいます。
これを1日3食から1日5~6食に増やし空腹時間をなくすやり方も有効です。なので1食当りは通常よりも減らす必要がありますが、動物性たんぱく質を含んだウェットフードと併用すれば効果は大きいです。
あと、子供だまし…いや猫だましになるかもしれませんが、フードを投げて走って取りに行かせる方法もあります。「食べたければ走れ」の精神です笑。階段から投げてもいいですし普通に投げてもいいですし、要は運動をさせることです。「動かないと食えないぞ」です。
先ほどのボール状のフードが入った器を転がすことも十分な運動になります。痩せるまで続けてみることもアリです。参考にどうぞ。
散歩をしなくてもOK?運動できる部屋作り
猫は室内にいることがほとんどだと思いますが、その室内こそ体を動かすような導線づくりをすることも大事です。
猫が行きそうな場所、例えばトイレ、寝床、日向ぼっこ、偵察台などの目的地へ行くまでに段差を作るだけでも猫にとっては運動になります。
キャットタワーやキャットウォークもいいアイテムです。運動せざるを得ない室内に変えていきましょう。
あとは定番で、猫が喜びそうなおもちゃもいいですが肥満すぎて動けない場合は、最後の手段は散歩に行きましょう。リードを付けて家の周りをぐるりと歩く程度です。
なかなか運動というと猫によっては難しいかもしれませんが、痩せるためです。愛する猫ちゃんのため!がんばってくださいね。
ダイエット中にもし異変を感じたらすぐに獣医さんと相談してね。人間と同じく無理なダイエットは禁物です。
散歩だとノミの心配があるのでこれも迷わず相談しましょう。
まとめ
猫のダイエットについてまとめてみました。
ぜひ、やってみてくださいね。