おうちでできる栗を使ったお菓子の作り方!市販と違う味を楽しむ方法

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真夏日がやってくると市場には早くも秋の味覚が並び始めます。
私の勤務している老人ホームでも、
8月下旬になると栗を使ったおやつを出す予定にしています。

しかし、栗を使ったお菓子って「高級」で「高価」な物が多いです。
「熊本県産の和栗を使用した○○です」なんて書いてあるなら尚更です。

しかし、おうちで作れば材料費だけ、
それも自分の目で確かめたものだけで作れますので、
案外お得に出来るものです。

今日は簡単にできる栗のお菓子とその賞味期限についてお話しします。

 

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栗を使ったお菓子作りで市販に負けないポイントとは?見えない工夫

栗のお菓子がおいしいのは知っているし、
手作りもおいしいって知っているけど、
自宅で作ったら味が決まらないのよねって悩みはつきません。

しかし、コツがあるのです。
今回はおいしく仕上げるコツをお知らせします。

まずは栗の下処理です。
これは避けては通れません。
私も栗の皮むきして指をざっくりいったことも多々あります。

では栗をゆでるところからいきましょう。

1)栗はたっぷりの水に一晩浸してからゆでます。
 ゆでるのに水に浸すのは、虫を出すことと皮を柔らかくするためです。
 水面に浮かんできた栗は中身がないものなので取り除きましょう。

2)たっぷりの水からゆでましょう。
 じっくりゆでることで栗の甘みが出てきます。
 圧力鍋を使うと簡単です。

3)栗を圧力鍋に入れる前に栗の底の部分に包丁の刃元あてて、
 浅めに切り込みをおきます。
 渋皮煮にするなら渋皮に傷を付けないように、気を付けましょう。

4)圧力鍋に栗を入れたら、栗が被るくらいに水を入れ、蓋をして中火にし、
 圧力がかかったら弱火にして10分、火を止めて圧力弁が下がるまでおきます。

5)そのまま食べるなら包丁で半分に切って、スプーンですくってお召し上がりください。
 皮をむくなら、底の部分から上に向かってむきましょう
 渋皮は包丁でむいてくださいね。

栗のお菓子ですぐに思いつくのは「栗の渋皮煮」「栗の甘露煮」です。
これさえできれば、おいしい洋菓子や和菓子を簡単に作ることができますよ。

では栗の渋皮煮から作りましょう。

(材料)2人分
・栗 150g
・砂糖 30g
・醤油 大さじ1/2
・重曹 小さじ1

(作り方)
1)耐熱容器に栗を入れて、熱湯を注ぎます。 
 そのまま皮が柔らかくなるまで30分程度浸しておきます

2)渋皮を残して鬼皮だけむきます。

3)鍋にたっぷりの水を用意し、そこへ重曹を入れる。
良くかき混ぜたら、鬼皮をむいた栗を加えて一晩漬けます

4)翌日、そのまま10分ゆでます。 
 ゆでたら水気を切ります。

5)鍋に新しい水をたっぷり入れ、先ほどの栗を入れて10分ゆでます。
 これを水が濁らなくなるまで繰り返します。

6)ゆで汁に水(分量外)を静かに加えて、
 栗を傷つけないようにそっと渋皮の筋を除きます。

7)鍋に栗を入れ、栗が被るくらいの水、砂糖を加えて落し蓋をします。
 水を足しながら弱火で30分煮てそのまま一晩おきます。

8)鍋から栗を取り出し、醤油を加えて中火で10分から15分煮詰めます。
 栗を戻したら煮汁をかけながら10分から15分煮てとろみがついたら出来上がりです。

※重曹を入れて渋皮を柔らかくします。
手間と時間がかかりますが、出来上がりは納得のおいしさです。
醤油を塩とブランデーに変えると「ブランデー栗の渋皮煮」となります。

ブランデー栗の渋皮煮でマロンペースト作って生クリームと合わせると、
とてもおいしいモンブランペーストとなります。
カップケーキに絞りだすだけでモンブランケーキに早変わりです。

また、渋皮煮は刻んでパウンドケーキにいれましょう。
おいしいマロンパウンドケーキになります。

次に栗の甘露煮です。

(材料)2人分
・栗  300g
・塩  小さじ1
・くちなしの実 1個

〇調味料
・みりん 大さじ1
・砂糖 100g
・塩 少々
・水250cc

(作り方)
1)栗は熱湯に30分程度つけて鬼皮と渋皮をむいて、
 水に塩を入れて30分さらします。

2)鍋に栗を入れ、ひたひたの水を加えて10分ゆで、水気を切ります。

3)くちなしの実は叩いて割ります。
 鍋に栗、栗が被るくらいの水、叩いて割ったくちなしの実を入れ、落し蓋をして弱火にします。
 煮立ったら10分ゆでて水気を切ります。

4)綺麗な鍋に調味料を入れて栗を入れ、落し蓋をして弱火にします。
 ふつふつしてきたらそのまま弱火にして15分
 ふたをしてそのまま火を消して1日おきます。甘露煮の完成です。

※これを使って栗大福や栗蒸しパン、栗きんとんを作るとおいしいです。

 

栗を使ったお菓子の日持ちは手作りと市販では違うの?

手作りのお菓子はおいしいですが、日持ちを考えなければなりません。
市販との大きな違いは、手作りは保存料が一切入っていないからです。

また、家庭で作っているので、
きちんと手袋をしていないなどで雑菌が繁殖しやすい状態です。

栗の渋皮煮や甘露煮ならば砂糖漬けになっていますので、
冷蔵保存で10日間持ちます。
煮沸して消毒した瓶に詰めて、
シロップに浸かっているならば3か月ほどもちます。

しかし、この甘露煮や渋皮煮をアレンジして作ったお菓子は、あまり日持ちしません。
翌日までには食べてしまいましょう。

温度が高くなったり、湿度が高くなったりすると、
腐ったりカビが生えてしまったりしますので、
なるべく温度が一定のところ(冷蔵庫や冷凍庫)で保存しましょう。

 

まとめ

秋になるとおいしい栗です。
ここ最近は高級な和栗が国内で出回っていますので、
手に入ったら是非おいしい栗のお菓子を手作りしてくださいね。

 

生活
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この記事を書いた人

2人の男の子を持つただのパパリーマン。朝活に目覚め家の雑用や趣味、ブログに奮闘しています。
ボードゲームを使った知育子育てと日常に関する役立つ情報を中心に発信していきます。
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