デザイナー | Reinhard Staupe |
プレイ人数 | 2~5人 |
対象年齢 | 5才から |
プレイ時間 | 約15分 |
いざ、お子様とボードゲームで遊ぼうと思っても何を選べばいいのかいつも悩みますよね。悩みましたらこの記事を読んでみて下さい。
「記憶力」を試すゲームはいかがでしょうか。
プルンプザックは裏になっているカードを指定してそれが何の絵なのか記憶をたどってクイズ感覚で当てるゲームです。
プルンプザックのオススメポイントは、
すごーい!良いことづくめだね!
伏せられたカードに「これなーんだ?」と問いかけ「う~ん、わかんない。〇〇かな~」、「すごい!よくわかったね~」という会話や、わからなくても「じゃあヒントは~・・・」などゲームを通じてお子様の成長を新たに発見することができます。
プルンプザックはお子様のボードゲームのデビュー候補の一つとしてオススメですので是非遊んでみて下さい~!
プルンプザックを選ぶ理由
未就学の子供でも遊べて、できるだけルールが簡単で面白そうなもの。
このゲームを選んだ当初は、まだ私の子供は小さいので手軽で簡単なゲームを探していました。
簡単なゲームと言っても探せば多種多様でどれを選べばいいのかわかりませんよね。
今回、私が探したのは「覚える系」のゲームでした。
覚える系→記憶力ゲームで身近な物を取り上げるとトランプの神経衰弱を思い浮かべますが、ボードゲームの世界になると記憶力ゲームだけでも多数存在します。
では、何をもってゲームを選ぶのか。参考の一つに対象年齢の記載です。
ボードゲームの箱やネット上の情報で「3歳から」とか「7歳以上」など書かれていますのでそれを参考にしています。でも、気を付けてほしいのは「3歳から」と書いてあれば必ずしも3歳のお子様すべてが遊べるというわけではありません。
そりゃそうでしょ。同じ3歳でも個人差があるよね。
対象年齢とは、あくまで目安でありこの年齢から遊べるということを保証するものではありません。
気になるゲームを見つけたら、ネットなどを使ってどんなルールなのか軽く覗いてみます。あとは予算ですね。これらをふまえて購入するかどうかを検討します。
今回のプルンプザックについては、購入する決め手になったのは以下の通りです。
これらは、私の個人的な意見なのでみなさんはそれぞれの理由で決めて下さいね。
プルンプザックの概要
覚える自信がないんだけどちゃんとプレイできるのか心配~
例えばトランプの神経衰弱で最初はどこに何があるのかわかりませんよね。
2枚1組をめくって同じ数字が一致しなければ裏に伏せて次の人の番になります。
他のプレイヤーがめくるカードを眺めているうちに徐々に覚えていき、そのうちどこに何があったのか見当がつくようになるのと同じでプルンプザックもそれに似たようなイメージです。
正解すれば絵柄に書いてある数字の分、矢印の方向に従って動き新たな出題カードとして指名します。
これも正解したら数字の分、矢印の方向に従って動いて指名するカードが、一度出題してすでに表になっているカードにたどり着いたらそのままカードをもらえます。1枚=1点で先に6点(6枚)獲得できれば勝利です。
プルンプザックのルール
プレイ手順
- STEP1出題者となり左隣りの人に問題を出す
プルンプザックくん(ボロ袋くん)カードは出題カードを指し示すための差し棒のような役割として使います。
カードを使って伏せられたカードのどれか1枚を選んで「これなんだ?」と出題します。
- STEP2正解の判定
回答者が答えを言って合っているかどうかカードをオープンにします。
もしわからなかったり外れてしまったらカードを裏返して元に戻し手番終了になります。
正解したら手番は続きます。
正解したカードに記載している矢印と数字の分だけプルンプザックくんを移動します。
同じように「これなんだ?」と出題します。再び正解できたらこれを繰り返します。
- STEP3カード(得点)を獲得する
STEP2を繰り返していき、すでに出題済みの表になっているカードにたどり着いたら回答者がそのカードをもらえます。
- STEP4新たなカードの補充
カードがなくなった場所に山札から新しいカードを補充します。
この時、補充されるカードがなんの絵柄なのかプレイヤー全員で確認します。
- STEP5手番終了
時計回りに今度は左隣りの人が手番となって出題します。
カードの説明
プルンプザックくん(ボロ袋くん)カードです。遊びすぎてカードがボロボロです笑。
これを使って伏せられたカードを指し示して出題します。
49枚全て異なるイラストが描かれているカードです。
カード上部の数字と矢印は、正解した後にプルンプザックくんがどの方向にいくつ進むのかを表しています。
この場合、時計回りの右方向にプルンプザックくんを3つ(カード3枚分)進める、という意味です。
プルンプザックの準備&プレイ
まず49枚のカードを全てきります。
子供の手は小さいのでカードを折り曲げてしまわないようにこうして分割してカードを混ぜてもらうようにお願いしています。
円を描くようにカードを配置して残った山札は中央に置きます。
まず最初は8枚のカードを表にしてどんな絵があるのか確認します。
でもこの時点ではそれほどじっくり覚えなくても大丈夫ですよ~。
確認が終わったら全てのカードを裏に伏せます。
プルンプザックくんという赤いカードを先行プレイヤーが手に持ってゲーム開始です。
最初は私が長男Rくんに出題していきますよ~。
このように赤いカードでどれか好きなカードを指定します。「これな~んだ?」
「う~ん」と考え込むRくん、かわいい。
この場合「さくらんぼ」と答えれば正解。絵柄に書いてある数字の分、プルンプザックくんを移動します。
進んだ先のカードが伏せてあれば引き続き出題していきます。
これは「碇(いかり)」ですね。
もちろん「アンカー」でもOKですよ。
今度は右方向に1つ進んで出題です。
これはゲーム開始から何回か間違えながら覚えていったものであって最初からこのように答えれるものではないのでご心配なく~。
間違えたら出題者交代です。
複数人いれば時計周りに左隣の人にバトンタッチです。
数字の分、進んだ先のカードがすでに答えてあって表向きになっていたら、進んでからそのままカードをもらえます。
それが点数になります。
1枚=1点です。
カードがなくなった場所には、山札から新しいカードを補充しましょう。
何の絵柄なのかみんなで確認してから伏せます。
しかし歳をとるとなかなか覚えられない・・・!でもRくんは順調。
若いっていいなあ笑。
なんだかんだRくんはカード5枚獲得してリーチ!
結局そのまま6枚=6点先取でRくんの勝利でした。
お、覚えられない・・・勝てなかった・・・。
悔しいですけど子供の成長を感じることができて満足です。
Rくんも「面白かった~!」と言ってくれてホッとしました。
プルンプザックのまとめ・ボ育てポイント
う~ん、でもやっぱり覚えるのって大変そう。苦手な子だっているんだよ。なんとかできないのー?
では、なんとかしましょう!
いくつかアイデアを取り上げていきますので以下を読んでみて下さいね。
最初は8枚じゃなくてもいいよ
ルール上、円形にする枚数は8枚になっていますが、なにも8枚にこだわる必要はありません。
最初の慣れるまでは半分の4枚から始めてみて、様子を見ながら5枚、6枚という感じで少ない枚数から徐々に増やしていけばいいんです。
枚数を減らせば難易度が随分易しくなりますので効果大です。
私も枚数減らしてから始めてみましたよ。
絵柄の内容がわかりにくいならカードを交換しましょう
1枚1枚いろんな絵柄が描かれていますので、中にはこれがどういうものなのか、名前を聞いてもピンと来ない、ちょっと覚えられないなど不安に思うカードは使わずに別の新しいカードと交換してみましょう。
「うん、これならいけそうかな。」というカードであればそれでやってみましょう。
正直、1回や2回のゲームですべてのカードを使い切ることはありません。
ややこしく感じたカードは除外して箱にしまいましょう。
ヒントを出してあげようね
小さなお子様にノーヒントは酷というものです。
わからなくて困っているならヒントを伝えてみることも大切です。
例えば、「最初に”あ”が付く食べ物だよ」とか、「空を飛ぶ生き物だよ」とか、おもしろおかしくジェスチャーしてみると笑って盛り上がります。
でも中には、ヒントなしで自力で答えたい子もいます。
そんな時は答えるまで温かい目で見守ってあげましょうね。
判定は甘くて良い
例えばこちらのカードをご覧ください。
これらはそれぞれ何と呼びますか?
厳密に言えば、左は中折れ帽で右はベースボールキャップというところでしょうか。
では、そのように答えないと不正解ってことでよろしいですか?
それでもいいのであればそれで構いません。
でも私としてはそこまできちんと答えられる子は少ないと思います。
ここは一旦、大人の目線から子供の目線に合わせてどちらも帽子でいいのではないでしょうか。
もしくは左が茶色の帽子で右が赤い帽子という感じで色などの特徴で答えれば十分な気がします。
お子様が絵の特徴を理解して意味がわかっているのならそれで大正解です。
・・・と、このように寛大な気持ちで接して答えることができたら褒めてあげましょうね。
判定は厳しくしないように楽しく遊びましょう。
最後に・・・
今回はプルンプザックについて紹介しました。
子供は見た目ではわからない想像以上の早さで成長しています。
慣れない最初は子供に合わせたり、ゲームなのにがっつりと勝敗を競えないもどかしさは感じるかもしれませんが今だけです。
そのうち、対等どころか親御さんを超すほどの実力を発揮する時が訪れます。
どのような形にせよ、楽しくボードゲームで遊ぶことが大切ですね~。
こちらの記事も読んでくれると嬉しいです!