毎年困らせる台風の仕組みを簡単に解説!しかも台風って作れるの?!

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毎年だんだんと大きく強くなって現れる台風、
今年もそろそろ日本へ近づいてきます。

私たちは台風の被害が出ないことを祈るしかできないですが、
実はこの台風の仕組みって思っているより簡単なんです。

そこで今日は台風がどうやってできるのか?仕組みをご紹介します。

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台風の発生から内部仕組みを子どもにでもわかるように簡単に教えます!

台風は雨を降らせる低気圧の大きなものと考えます。
しかし、なぜあんなに大きく発達するのでしょうね。

台風が生まれるまで

  1. 台風は熱帯地方で発生します。
    北緯5~20度(太平洋で言うならフィリピン、マレーシア、
    インドネシア、ミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、中国)は海の水の温度が高く、
    海の水がどんどん蒸発していきます。

  2. さらに蒸発していくと渦を巻き始めます
    渦の中心に向かって、周りの水蒸気を含んだ空気が集まってきます。

  3. 行き場所のない水蒸気を含む温かい空気は上にあがっていき、
    上昇気流を作ります

  4. 上空で雲となり、さらに発達して、
    積乱雲(雷が鳴ったり、雨が降ったりする雲、入道雲と呼ばれます)に成長します。

  5. 雲になる過程で水蒸気は冷やされ、水の粒に変わります。
    その時に熱が発生します。

  6. その発生した熱で周りの空気が暖められ、上昇気流はさらに強くなります

  7. この繰り返しを続けることで積乱雲は大きくなり、
    渦も大きくなり、台風の前身である熱帯低気圧となります。

  8. 熱帯低気圧がさらに発達していくと台風の出来上がりです。

台風の生まれる過程を書いていくと複雑な気がしますが、
これを短期間にものすごい勢いで繰り返しています。
どれだけ繰り返すか?が台風の大きさに関係します。

台風の内部

台風の作りを見ましょう。
台風は渦、回転する渦で出来ています。

台風の下のほうでは渦は反時計回りに回って中心に向かって空気を吸い込んでいます
上のほうは時計回りに回って空気を吐き出しています
台風の高さは発達していくにつれ高くなりますが1015㎞の高さになります。

では台風を作る雲を11つ見ていきます。

台風の目

台風の目、天気予報でよく聞きますね。
渦巻の中心で雲がない部分です。

ここは雲がないので雨も風も弱くなり、晴れ間が出たりもします。
台風の目は直径20200目がはっきりすればするほど強力な台風となります。

アイウォール

台風の目の周りの雲です。
私たち人間で言うなら瞼的なものです。

非常に発達した積乱雲が壁のように取り巻いています。
台風の目とは反対にこの下の地上は猛烈な暴風雨の場所となっています。

スパイラルバンド

アイウォールの外側です。
この部分の下の地上は激しい雨が連続して降っています。

アウターバンド

スパイラルバンドの外側です。
台風の中心から200600㎞離れた場所になります。

帯状の雲で、この下の地上は
断続的に激しい雨や雷雨、竜巻が発生することもあります。

台風は九州にあるのに離れた本州で竜巻が起こるのは、
この雲がかかっているからです。

台風の仕組みを生かして実際に作って実験した事例を紹介!

台風って作れるの?って話ですね。
原理を理解したら作れます。
それも身近な材料で作れますので、夏休みの自由研究にしてみるのもよいですよ。

それでは料理レシピ風に紹介します。

(材料)
・ペットボトル(2L程度) 1本 蓋つきで用意
・ぬるま湯 ペットボトルの8~9分目まで
・固形の入浴剤  砕いて1

(作り方)
1.入浴剤をペットボトルに入れ、蓋をして回転させます。

2.蓋を下にして置いてみると、竜巻のような渦が出来ます。

3.入浴剤が溶けると泡が出てきますが、
 その泡が上昇することでペットボトルに吸気の流れが出来ます。
 回転も加わって竜巻のように渦巻が出来ました。

4.台風の完成です。

入浴剤で炭酸の泡が出ます。
ペットボトルが膨らんできますので、さかさまにしたら底に穴をあけて、
空気の逃げ道を作ってください。

もう一つ、台風の作り方がありますので紹介します。

(材料)
・ドライアイス 適量
・水  適量
・2つの材料を入れる少し大きめの容器  1
・容器の真ん中を暖めるもの  1

(作り方)
1.容器にドライアイスを入れます。
 そこへ水を加え、煙を出します。
 ドライアイスから出た煙が雲の代わりになります。

2.台風の渦を作るために容器を回します。
 そして、容器の真ん中を暖めます。

3.すると煙は周りながら上昇していきます。
 台風の誕生です。

どちらの実験も子どもだけで実験をせず、
安全を考えて必ず大人と一緒に実験しましょう。

まとめ

実験でもできるほど単純な仕組みで出来た台風なのに、
大きく発達すると人類を恐怖に陥れます。

今年の台風は弱いものであるように、
日本に上陸する台風が少ないように、
被害が出ないように祈ります。

しかし、最近の台風の大きさから考えるなら、
祈るよりも非常食を準備して万全な体制で秋を迎えるほうが賢明ですね。

生活
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この記事を書いた人

2人の男の子を持つただのパパリーマン。朝活に目覚め家の雑用や趣味、ブログに奮闘しています。
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