幸せな結婚とともに始まる新婚生活。
その中で重要になってくるのが「家事分担」です!
専業主婦の方なら、「家事が仕事」と割り切れるかもしれませんが、共働き家庭の増えている今、どちらも仕事をしている状態でどちらかが家事を負担するのはとても大変です。
家事分担は早いうちに始めた方がいい
結婚してから一緒に暮らすなら暮らし始めたときから、もっと言えば、結婚前でも同棲をしているなら同棲中から家事分担をする方がいいです。
なぜなら「やってくれるのが当たり前」になるから!
例えば同棲中は家事を全て彼女がやっていたとして、結婚したから旦那さんにもやってもらおうと思っても、旦那さんは「奥さんがやってくれるのが当たり前」になっています。
幸せな結婚生活を長く続けたいのなら誰かがやってくれる状況を当たり前にしないためにも、とにかく早いうちから家事分担をすることをおすすめします。
我が家の失敗談
私は旦那と結婚前に2年ほど同棲していました。
お互い仕事をしていましたが、旦那は早朝に出て帰りも私より遅いことがほとんどの肉体労働だったため、日頃の家事は全て私が行っていました。
私も仕事をしているため毎日の掃除はささっと済ませ、土日にしっかり行っていました。
旦那も土日休みでしたが、「疲れているだろうし」と特に家事分担もせず私が家事を行い、たまに私が手伝ってとお願いするとやってくれる程度でした。
それは結婚してからも変わりませんでした。実際私はあまりそれを苦だとも思っていなかったというのもあります。でも、出産を機にその生活は一変しました。
妊娠中は幸いにもつわりがなく、大人二人の生活のため多少お腹が大きくなっても家事をすることを大変だとは思っていませんでした。
ところが出産し、抱っこしていないと寝てくれない。おろすと泣く。そんな子どもと生活をしていくうちに家事がうまく回らなくなりだしました。
子どもは早い時期から人見知りがあり、旦那が抱っこすると泣いていました。そのため土日も私が抱っこしている時間が多く、寝てくれてもおろすと起きてしまうので一緒にのんびりすることしかできません。
産後しばらくすると、お風呂やシンクの排水溝のにおいが気になったり、洗面所の水の流れが悪いなと感じるようになりました。
旦那に掃除を頼んでやってもらっていましたが、旦那は表面上の掃除しかしておらず、排水溝のゴミを取ったり洗ったりすることを知らなかったのです。
ここが私の失敗一つ目です。
同棲中から家事分担をしておけば、産後の心身ともに疲れ果てているこの大変な時期に旦那の使えなさを実感せずに済んだのになと思っています(笑)
そして子どもが少し大きくなり6ヶ月にもなると生活リズムがつき、昼寝も布団で寝てくれるようにもなりました。
そうすると家事をする時間がとれるようになり、再び私が全ての家事をするようになりました。
これはそう決めたわけではなく、「私が平日にやってるからやらなくて大丈夫だろう」と旦那が勝手に判断してなんとなくそうなっていました。
そして私は子どもが1歳半になる少し前に職場復帰をします。それでも旦那の「私がやってるからやらなくて大丈夫だろう」は変わりません。
それが当たり前になっているからです。ここが私の失敗二つ目です。
そもそも子どもが旦那に懐いていなかったのもあり、育児もほぼ全てを私が行ってきました。仕事・家事・育児の全てを1人で行うのはすぐに限界が来ます。
平日は仕事を終えて保育園に迎えに行き、帰ってきたら
- すぐに夕食準備
- ご飯を食べたら洗い物
- 洗濯を回す
- 子どもとお風呂に入る
- 保育園の準備をする
- 子どもを寝かしつける
- 洗濯ものを干す
これで一日が終わります。
朝は仕事が早かったため、起きたら
- 朝食準備
- 掃除機
- 朝食を食べて洗い物
- 子どもと自分の身支度
これだけ済ませたら保育園に送って仕事に行かなければなりません。
一方で旦那は自分の身支度をして仕事に行き、帰ってきたら用意されたご飯を食べてお風呂に入り寝るだけです。
これってすごく不公平ですよね。正直「幸せな結婚生活」とはこのころはこれっぽちも思っていなかったです。
家事分担の決め方
家事分担を決めるとき、片方に「これやって」と押し付けるのはあまり好ましくありません。「やらされている」感が強くなり、やるのが嫌になってしまうことがあるからです。
恋人・夫婦同士でしっかりと話し合って決めましょう。主に家事をする側が「○○と○○はやってほしいと思うんだけどどう?」と要望を伝えるのがいいですね。
我が家の場合は「ゴミ出しと洗い物は朝早くても、帰りが遅くてもできるからやってほしいんだけど」と伝えました。
そして、家事をやらない人はやり方も知らないことが多いです。なのでそのやり方を2人で確認しましょう。
我が家は始め、ゴミ出しを頼んだ時にシンクの三角コーナーや排水溝のネットを捨てなかったり、各部屋のゴミ袋を回収しないことがありました。
理由を聞くと「このゴミ(一番大きなゴミ箱のゴミ)をだせばいいと思ってた」と言われました。ゴミ捨ては回収するところから。という当たり前のことすら知らなかったのです。
ゴミが自動で集まるわけないのに…甘やかしすぎていたと反省しました(笑)他にも例えば違う環境で育っているので洗濯物の干し方・畳み方も違ったりすることが多いですよね。
それはやってくれる人に任せるのならいいですが、もし要望があるならこの時に伝えておくのがベストです。
家事分担のメリット
家事分担をすることにはいくつかのメリットがあります。
いくつか理由とともに見ていきましょう。
やるべきことがはっきりしている
「少しは家のこともやってよ」と言われても、そもそも何をすればいいか分からないってことがあるので、「あなたはこれ、私はこれ」と分担を決めておき、やるべきことがはっきりしている方が取り組みやすいです。
1人の負担が少なくなる
お互い働いていたり、子育てをしている状態で1人が家事を受け持ってしまうと、心身ともにどんどん辛くなってしまいます。
せっかく楽しいはずの新婚生活がそんなことで無駄になってしまうのはもったいないです。お互い協力することでお互いに少し余裕が生まれ、日々楽しく過ごせるようになりますよ。
効率アップ
全ての家事を1人が行っていると日々の家事で手一杯になってしまい、細かいところまで掃除をしたりするのは難しくないですか?そうすると年末の大掃除の時にあれもこれもやらなくてはいけなくなってしまいます。
ところが普段の家事を分担しておけば余裕ができ、「今日はこれやっとこう」と少し細かいところの掃除をすることができ、家事効率もあがります。
家事分担のデメリット
家事分担をするにあたってデメリットもいくつかあるのでご紹介します。
家事負担の割合でもめる
実際に家事を分担しようとなった時に、けんかになってしまう可能性があります。
きっちり5:5で分けようとすると喧嘩になってしまうことも多いため、お互いの就労状況などを考慮したうえで、6:4、7:3にしたり、週末の家事だけ変わってもらうなど臨機応変な対応をとることが大切です。
相手が家事をやらなかったときにストレスになる
よく、洗い物を食べてすぐに洗ってほしいと思っているけど相手はなかなか洗わない…っていうことを聞きます。
自分と相手の家事をやるタイミングが違うんですよね。これが気になってストレスになる、結局自分がやってしまう。って人がいます。これは分担決めの時にきちんと話し合い、相手に頼む方がストレスになると判断したら自分でやって、他の家事をお願いした方がいいでしょう。
また、お風呂掃除は「お湯を抜いてその日中」とか「次の日お風呂に入るまで」など具体的にルールを決めておくことでストレス軽減することができますよ。
さいごに
- 家事分担はとにかく早く始めるべし。
- 「やってくれて当たり前」になってからでは大変!
- 家事分担は押し付け合わず、話し合って決める。
- 家事のやり方やルールも一緒に確認する。
家事分担には多少のデメリットもありますが、きちんと話し合って決めることで1人の負担を減らすことができます。
始めはうまくいかなくても慣れてくればスムーズに生活できるようになるので、ぜひ家事分担をしてみてください。
そして大切なのは分担したからといって「やって当たり前」と思わないこと。相手が家事をしてくれた時にはお互い「ありがとう」と感謝の気持ちをもつことが重要ですよ。